下肢静脈瘤治療について

こんにちは!

院長の平本です!

今日は、下肢静脈瘤の治療についてのお話です!

私が医者になった頃は、下肢静脈瘤の手術は、ほとんどが下半身麻酔で行われ、入院が必要でした。

やり方としては、足のくるぶし付近と付け根付近に1cm程の切り傷をつけて、目的の血管を露出します

次に、付け根付近の細かい血管を全て縛って切り落とし、くるぶし部分で露出している血管から細長い針金を入れて、血管を引っこ抜くというやり方でした(ストリッピング手術といいます)

足の長さ一本分の血管が抜けるので、結構インパクトがありました

術後は足の腫れや内出血が必発で、2-3日入院されてから帰る人がほとんどでした

現在は、上記のようなやり方は少なくなってきており、その代りに血管内治療が発達してきました。

これは、ほとんどの場合が日帰り治療となります

局所麻酔下で細長いカテーテルを血管内に挿入し、熱で焼いたり(焼灼術)、接着剤で血管を塞いだり(塞栓術)します。

傷跡も小さな針穴だけで、内出血や術後の腫れもほとんどありません

時間も片足10-15分ほどで終わるので、患者さんの負担も随分軽減されました。

当クリニックでは、血管内治療(焼灼術、塞栓術)、ストリッピング手術の両方に対応していますが、ほとんどの症例で、血管内治療が可能です

下肢静脈瘤の治療に関しては、当クリニックのホームページにも詳しく掲載しておりますので、ご興味のある方は一度閲覧して頂くといいかと思います

宜しくお願いします!