恐ろしい病気ではありませんが･･･

2025年7月25日

こんにちは！

院長の平本です！

今日は、下肢静脈瘤についての考え方について話してみようと思います。

下肢静脈瘤は、決して恐ろしい病気ではありません。

これは、医療人の中でも共通の認識といっていいでしょう。

下肢静脈瘤が原因で命の危険に晒されたり、足を切断しなければならなくなるなんてことはありませんので、世の中のありとあらゆる疾患の中で、治療の優先順位は低い疾患とも言えるでしょう。

それ故に、“放っておいても大丈夫”や“治療の必要はない”と言われている患者さんが結構たくさんいます

ここには少し注意が必要です。

大丈夫というのは、先に述べたように、下肢静脈瘤が原因で重篤な状態になることは無いという意味です。

放っておいても治る疾患という意味ではありません。

下肢静脈瘤を煩っている患者さんは、下肢の様々な症状に苦しんでいます。

放置していれば、これらの症状はずっと続きます。

下肢静脈瘤が気になり、過去に“放っておいても大丈夫”や“治療の必要はない”と言われた方は、一度下肢静脈瘤の専門医療機関を受診しておいた方がいいでしょう。

下肢の症状から解放される可能性がありますので。