細かい血管の治療を受ける前に・・・ %e7%b4%b0%e3%81%8b%e3%81%84%e8%a1%80%e7%ae%a1%e3%81%ae%e6%b2%bb%e7%99%82%e3%82%92%e5%8f%97%e3%81%91%e3%82%8b%e5%89%8d%e3%81%ab%ef%bd%a5%ef%bd%a5%ef%bd%a5

細かい血管の治療を受ける前に・・・

こんにちは!

院長の平本です!

最近、下肢静脈瘤の硬化療法を希望される方が増えてきました。

暑くなってきて薄着になり、細かい血管が見た目的に気になる季節となったせいでしょう。

これらの細かい血管の治療には、硬化療法が適応となります。

硬化剤と呼ばれる薬を、細い針の付いた注射器で、細かい血管に直接打ち込む治療法です。

硬化療法を希望される方の中で、”SNSでパッと治るのを見ました!“とおっしゃる方がいます。

私も私も時折、SNSで硬化療法の治療シーンが流れているのを見ます。

あたかも、魔法のように血管が消えるシーンが流れます。

それらの動画では、確かに細かい血管がパッと消えており、そこで動画が終了となっています。

こんな動画を見ると、硬化療法は一瞬で細かい血管を消してくれる手技という印象を持っても仕方ないですね。

ここで少し注意が必要です。

これらの動画には続きがあり、細かい血管は、消えた瞬間から直ちに元通りに出現します。

出現した血管は、ゆっくりと時間をかけて徐々に目立たなくなっていきます。

SNSは、インパクトを与える目的もあるので、このような見せ方をしていますので、これで簡潔というわけではないということは覚えておいたほうがいいでしょう。

また、硬化療法には特有の合併症もありますので、治療を希望される方は、SNSの動画だけを鵜呑みにするのではなく、施術を担当する先生から、しっかりと詳しい説明を聞くようにしましょう。