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静脈性血管瘤について
2024年11月15日
こんにちは!
院長の平本です!
今日は、下肢静脈瘤と似て非なる”静脈性血管瘤”についてお話してみようと思います。
下肢静脈瘤は、血管全体がボコボコと目立つようになるに対して、静脈性血管瘤は、血管の一部がポコッと膨れる状態になります。
その部位分だけがポコッとコブ状に膨らみます。
見た目以外の症状が無いことが多いです。
出来る部位も様々です。
膨れている部位は柔らかく、指で押さえると平らになります。
下肢静脈瘤の場合は、そのボコボコした血管の治療も必要ですが、その原因となっている本幹の血管の治療も必要となります。
静脈性血管瘤の場合は、血管の異常はその部位だけとなりますので、治療もその部分だけの治療となります。
静脈性血管瘤の診断は、視診、触診、超音波検査等で行います。
ほとんどの場合が、その膨らんでいる部分に流入する血管とそこから流出する血管が同定できます。
治療は局所麻酔で行い、瘤上を切開した後、流入血管と流出血管を露出して結紮切離し、瘤を摘出します。
静脈性血管瘤は基本的には悪い疾患ではなく、先も記載した通り見た目以外の症状はほとんどありませんが、時折、その中に血栓ができて痛みを伴うことがあります。
こうなると、早めの処置をしておいたほうが、痛みから解放されます。
気になる方はご相談を!!