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ピルと血栓症

こんにちは!

院長の平本です!

今日はピルと血栓症の話をしてみようと思います。

当クリニックでは、ピルを内服している方の下肢痛を診察することが時々あります。

ピルと言えば、皆さん血栓症の合併症が気になるところでしょう。

ピルを内服中に下肢の痛みを感じる時には、血栓症の可能性を考えてしまいます。

確認するには、まずは下肢超音波検査と採血検査が必要です。

下肢超音波検査で明らかな血栓がなければ、少なくとも大事に至るような血栓症の可能性は低いでしょう。

後は血液検査でDダイマーというものを計測します。

この値が異常値ですと、血栓の可能性ありと判断されます。

一般的には、”ピルといえば血栓症”というイメージが強いようですが、長年医師をしていますが、ピルの副作用の血栓症はほとんど見たことがありません。

個人的には、臨床的に問題なる様な血栓症は少ないと感じています。

しかしながら油断は禁物です。

気になる症状があれば、専門医療機関に相談しましょう。