ボコボコは本体ではありません!

こんにちは!

院長の平本です!

今日は、下肢静脈瘤治療においてよく皆様が誤解されている点についてお話してみようかと思います

一般の方が“下肢静脈瘤”と聞くと、足の血管がボコボコしている状態をイメージされると思います。

その後、診察を受けて治療方針となったときに、多くの人が、このボコボコした血管を直接治療するものだと思われます。

実は、このボコボコの血管は、下肢静脈瘤の本体ではありません!

本体は、このボコボコした血管が流入している大伏在静脈、または小伏在静脈という血管になります。

この2本の血管は表面からは見えません

この本体を上手く治療できれば、後は時間経過で表面のボコボコした血管は縮小していきます。

時々、治療は受けたけどボコボコが無くなりませんという方がいらっしゃいますが、本体の治療が上手くできていれば、このボコボコも次第に目立たなくなりますので、心配ありません!

暫く様子を見ても、まだボコボコが気になりますという方には、後日硬化療法にてこのボコボコを綺麗にするという方法もあります。

中には、より見た目も早く綺麗になりたいという方もいらっしゃいますので、そのような場合には、本体の治療時にこのボコボコを少し摘出することで、見た目も早く綺麗になります。

下肢静脈瘤の治療で最も大切なのは、本体の治療をしっかりと行うことです。

ここさえ抑えておけば、あとのボコボコした血管に対してはいろんな治療のオプションが可能なので、治療を受ける際には、主治医の先生とよく相談することが重要です。