経過が長い疾患です
2024年2月13日
こんにちは!
院長の平本です!
今日は下肢静脈瘤の特徴の一つとして“経過が長い”ということについてお話してみようと思います。
下肢静脈瘤は経過が長い疾患です
命にかかわる疾患ではないのでついつい長年放置してしまい、診察にいらっしゃる頃には、結構進行した状態でいらっしゃいます
浮腫や怠さ、こむら返りや痒み、色素沈着などの自覚症状・・・
下肢静脈瘤によるこれらの自覚症状は、下肢静脈瘤が進行形で悪化している時期には強く感じる傾向があるようです
したがって、その辛い時期を乗り越え、下肢静脈瘤が安定?してしまうと、自覚症状に体が慣れてしまい、ついつい放置してしまって診察時期を逃してしまうようです
身体が慣れるおかげで、下肢静脈瘤自体を気にしなくなりがちですが、下肢静脈瘤は経時的に進行する疾患です
症状が気にならなくなったといって、下肢静脈瘤が治癒したわけではありません
下肢静脈瘤の自然治癒はほとんど見込めません
あまり長く放置すると、色素沈着を生じて足が黒くなることもあります
さらに放置すると、潰瘍が出来ることもあります
ここまでいってしまうと、いざ治療を開始しても綺麗になるまで時間がかかります
下肢静脈瘤と診断されれば、しっかりと治療を受けましょう