治療は受けやすくなっています

こんにちは!

院長の平本です!

今日は、当クリニックが力を入れている“下肢静脈瘤の治療”について少しお話しようかと思います。

下肢静脈瘤は非常に歴史の古い疾患で、古くは紀元前のギリシャの彫刻などにも記されています。

面白いことに、治療の原理は紀元前も今もさほど変わりありません

理屈は、“傷んでしまった血管は、亡き者にしてしまえ!”ということです。

少し乱暴な言い方ですね・・・・・(^^;)

優しく言うと、“傷んだ血管は、血液の流れがゴチャゴチャになっているので、その血管の血液の流れを止めて、代わりの血管に流してやる”ということです。

血液の流れを止める方法は大きく分けて三つあります

一つは血管を取ってしまうこと、もう一つは血管を縛ること、最後の一つは血管を塞いでしまうことです。

前二者は、私が研修医の時によくやっていました。

下肢静脈瘤の基本治療であり、手技もそれほど複雑ではないので、先輩に教えられながら沢山経験させてもらいました

現代は、“血管を塞ぐ”という治療が主になっています。

この治療は、ほとんどが日帰りでできる手技で、この方法が日本に導入されたからは、下肢静脈瘤の認知度も上がり、治療を受ける患者さんも増えたと思います。

歩いてきて、歩いて帰っていただける治療なので、治療に対するイメージも変わったのではないかと思います。

ここ最近では、血管を塞ぐ方法にも新しい方法がでてきました。

いままでは、血管にカテーテルという管を入れて、レーザー光線や高周波の熱で血管を内側から焼いて塞ぐ方法が主でしたが、最新の方法としては、血管内に接着剤を注入して塞いでしまうという方法がでました。

それぞれの方法は一長一短があるので、患者様の状態などを把握して適応を決めることになります。

いずれにせよ、日帰り治療で可能な手技です。

ご興味のある方は、当クリニックホームページにも記載がありますので、是非ご覧になって下さい!