表在静脈瘤切除術とは??

こんにちは!

院長の平本です!

今日は、下肢静脈瘤の治療における”表在静脈瘤切除術”についてお話してみようと思います。

みなさんがよくイメージされる下肢静脈瘤というものは、足にボコボコと血管が浮き出ている状態だと思います。

たまに、”このボコボコした血管に、カテーテルを入れるのですか?”と質問されますが、カテーテルを入れるのは、このボコボコ血管の元となっている大伏在静脈や小伏在静脈という血管です。

大伏在静脈も小伏在静脈も基本的には表面からは見えないところにあるので、どうしてもボコボコ血管との関連がわかりにくくなりますね。

イメージとしては、”河川とダム”の関係です。

ボコボコ血管は“ダム”であり、その元になっている大伏在静脈や小伏在静脈は、ダムに流れる“河川”となります。

下肢静脈瘤の治療の目的の一つは、河川である大伏在静脈や小伏在静脈の流れを止めて、ダムであるボコボコ血管を枯らすことになります

従いまして、河川を枯らす治療(カテーテルによる血管内治療)を行っていれば、やがてダムは枯れていき、ボコボコ血管も無くなります。

しかし、この場合、ダムの放流無しに枯れるのを待つので、ボコボコ血管が綺麗になるには少々時間がかかります。

そこで登場するのが、”表在静脈瘤切除術”です。

これは、ボコボコした血管を2mm程の切り傷から直接切除してやるという手技です

2mmの傷なので、跡はほとんど残りません

イメージは、“ダムの放流”です

全てのボコボコ血管を切除する必要は無く、一部だけ切除すれば(ダムに大きな穴を開けるイメージです)十分です。

これを”河川を枯らす”血管内治療に組み合わせることで、同時にダムに開けた穴から放流も行い、見た目のボコボコもより早く綺麗にするという方法です

“せっかく治療を受けるのであれば、見た目も早く綺麗にしたい!”という方にはオススメになります

血管内治療に追加で出来る手技ですが、追加費用はかかりません!

詳細は、当クリニックホームページに記載があります。

ご興味のある方は、是非ご覧下さい!!