創管理
2023年5月27日
こんにちは!
院長の平本です!
当クリニックは、血管外科や循環器内科の他に、一般外科対応しておりますので、時折軽い火傷や切り傷、擦過傷などの患者さんもいらっしゃいます。
傷といえば、昔は消毒液でしっかりとゴシゴシし、ガーゼや絆創膏で保護して傷を乾燥させる管理が一般的でしたね。
現在は、傷の治癒には湿潤環境が必要とされており、ガーゼなどは使用せず、傷の表面を適度な湿度を保つことが重要です。
多くの場合、特別な消毒も必要なく、怪我をしたら綺麗な流水で傷を洗い流すだけでOKです。
その後は、ガーゼ剤ではなく、傷パワーパッドのような適度に水分を保護してくれる保護材で傷を覆います。
傷が治るためには、傷の上に新しい細胞が増殖する必要があります。
細胞が増殖するには潤った培地が必要なのです。
かさぶたが出来ると傷は治っていきますよね。
かさぶたの下は湿潤環境なので、細胞が増殖しやすくなり、傷が治っていきます。
水分を保護してくれる保護材は、このかさぶたの役割をしてくれます。
創管理も随分と変わりました。