所見と症状が合わない時もあります

こんにちは!

院長の平本です!

今日は、日常の下肢静脈瘤診療で時折経験することをお話してみようと思います。

下肢静脈瘤の診察をしていると、足の症状と検査所見が合わない方が時々いらっしゃいます

下肢静脈瘤には、ある程度特有の症状がありますが、そういった症状とは別の症状があるが、下肢静脈瘤も併発しているといった方です

基本的に下肢静脈瘤は、それに伴う下肢の症状がないのであれば、慌てて治療する必要はありません

先ずは、今ある自覚症状を軽快させる方法を考えた方がいいです

下肢静脈瘤を認めるが、下肢の症状との関連が低いかなと考えた時は、下肢の症状にはそれを緩和する内服薬や塗布剤を処方します

ただし、下肢静脈瘤に自然軽快はほとんど無いので、いずれは治療が必要となります

下肢静脈瘤に関しては、今以上に悪化することが無いように、下肢の運動や弾性ストッキングの着用を勧めます

“いずれは治療が必要となるかも知れないので、それまではしっかりと予防を頑張って下さいね”と説明します

下肢静脈瘤は、“放置してよい”わけでは無く、“放置するなら予防が必要”な疾患です

先ずは現状把握が大切です

気になる方はご相談を!