下肢静脈瘤の圧迫療法について

こんにちは!

院長の平本です!

今日は、下肢静脈瘤における圧迫療法の役割についてお話してみようと思います

下肢静脈瘤における圧迫療法では、弾性ストッキングという圧着着衣を使用し、足を締めつけて血液の逆流量を減らします

このストッキングは着用の仕方が少し難しく、正しい方法で着用しないとなかなか難儀する代物ですが、正しい履き方に慣れてしまえば、着用している間は足の浮腫が改善されて、軽くなる感じが得られます

仕事終わりの足の疲労感も随分変わるでしょう

下肢静脈瘤が専門外の医療機関では、“下肢静脈瘤といえば弾性ストッキング”ということで、初診時によく勧められることがあるようです

注意して欲しいのは、弾性ストッキングだけでは下肢静脈瘤は治らないということです

弾性ストッキングの着用は、厳密には“治療法”ではなく“予防法”もしくは“現状維持法”となります

したがって、下肢静脈瘤の治癒を目指すのであれば、やはり根本的な治療法が必要となります

弾性ストッキングは、あくまでも下肢静脈瘤を管理するうえでの補助具となります

長年の下肢静脈瘤を弾性ストッキングのみで様子を見ている方は、一度専門医療機関でしっかりと診察を受けて頂き、必要な根本的治療を見当した方が良いでしょう