血栓性静脈炎

こんにちは!

院長の平本です!

今日は、血栓性静脈炎についてお話してみようと思います。

長年下肢静脈瘤を抱えていると、時々足が赤く腫れて痛くなることがあります

多くの場合が血栓性静脈炎という状態なっています

これは、血流異常を生じている血管の中で血栓ができ、炎症を伴う様になった状態です

痛みの部位はボコボコ腫れた血管に沿って生じることが多く、中には、太もも内側の大伏在静脈や脹ら脛にある小伏在静脈に血栓ができて、広範囲に痛みを伴うこともあります

視診では、痛みのある血管が赤く腫れ上がります

この状態になるのは稀ですが、下肢静脈瘤を抱えているのであれば、常に血栓性静脈炎になるリスクはあります

管理方法としては、先ずは痛みと腫れの沈静化を目指すことになります

鎮痛剤を内服したり、血流を改善する塗り薬を塗ったりします

一番大切なのは、弾性ストッキングによる圧迫です

状況によっては、血栓がこれ以上できないように、抗凝固剤を内服したりします

血栓性静脈炎は、結構痛いです

痛い部位を圧迫する必要があるので、管理中も最初は痛みを伴います

下肢静脈瘤がある方は、血栓性静脈炎になる前には治療を受けておいた方がいいでしょう

気になる方はご相談を!