下肢静脈瘤と血栓
2023年10月21日
こんにちは!
院長の平本です!
今日は、下肢静脈瘤と血栓についてお話してみようと思います
下肢静脈瘤があると血栓症が心配という患者さんが時折いらっしゃいます
下肢静脈瘤で血栓ができ、いろんな内臓の血管を詰めてしまうんじゃないかと心配されます
確かに、下肢静脈瘤があると血栓症のリスクはほんの少し高くなります
ただ、その血栓があちこちと飛んで、身体に悪さをするという可能性は低く、急を要する状態になることもほとんどありません
しかし、時折、下肢静脈瘤でボコボコした血管内に血栓ができ、そこが炎症を生じて“血栓性静脈炎”という状態になることがあります
この状態になると、強い疼痛が生じ、結構辛いです
基本的には時間経過で症状は緩和されていきますが、そういった方の中には、元々血栓ができやすい体質だったりすることがあるので、診察が必要となります
診察では、血栓がどこまで存在しているか、血流異常がどこまであるかなどを確認し、採血検査で血液の固まる具合等も確認します
弾性ストッキングの着用なども必要となります
血栓性静脈炎は痛いです
こうなる前には、原因となっている静脈瘤の治療を受けておいた方がいいでしょう
気になる方はご相談を!!