足の蜂窩織炎と下肢静脈瘤について
2024年1月17日
こんにちは!
院長の平本です!
今日は、足の蜂窩織炎と下肢静脈瘤についてお話しようかと思います
時折、足が真っ赤に腫れて痛みや痒みを伴った状態で来院される方がいます
蜂窩織炎という状態です
これは、足の皮膚から細菌感染が生じ、皮下組織に炎症が広がる状態で、非常に強い症状を伴います
明らかに見た目が辛そうで、足を引きずるように来院される方もいらっしゃいます
基本的な治療としては抗生物質と鎮痛剤の内服になりますが、足に傷があって、その部位が化膿している場合などには、その程度によっては外科的な処置が必要となります
中には、蜂窩織炎に下肢静脈瘤を伴っている方もいらっしゃいます
この場合、今までの経験上、下肢静脈瘤の治療までしっかりと行っておかなければ、蜂窩織炎を繰り返す印象があります
また、蜂窩織炎自体の治りも時間がかかる印象です
下肢静脈瘤による血流鬱滞が一因となっているかも知れません
傷や炎症の治癒には、その部位のスムーズな血流が必須となります
下肢静脈瘤が存在すると、スムーズな血流が維持出来にくくなるので、傷の治りも遅れてしまいます
蜂窩織炎に伴う腫れや痛みが軽減した段階で、下肢静脈瘤の治療も受けておいた方がいいと思います
気になる方はご相談を!!