下肢静脈瘤の症状について

こんにちは!

院長の平本です!

今日は、下肢静脈瘤と関連のある足の症状についてお話してみようと思います。

下肢静脈瘤に伴う代表的な足の症状としては、足の浮腫、足の怠さ、夜間や早朝のこむら返り、足の痒み、足のムズムズ感、足の火照りなどが挙げられます。

時折、足の痺れや痛みなどを訴える患者さんがいますが、これらの症状は下肢静脈瘤では比較的稀です。

しかし、膝の痛みに関しては、下肢静脈瘤を治療することで軽快することはよく経験します(最近は、論文も発表されています)。下肢静脈瘤の治療によって、膝の負担も軽くなり、血流も改善されるからなのでしょう。

お気づきだとは思いますが、前述した足の症状は、様々な疾患で生ずるものなので、全てが下肢静脈瘤によるものというわけではありません。

もう一つ注意点としては、下肢静脈瘤というと、どうしても足の血管がボコボコしているのをイメージしやすいですが、足の血管のボコボコは長年の下肢静脈瘤の状態が続いた結果なので、自覚症状自体は、それより前に生じている事も多く、言い換えると、足の見た目は綺麗でも、実は下肢静脈瘤があったということもあります。

いずれにせよ、症状が気になる方は、一度足の検査を受けてみることをお勧めします。

下肢静脈瘤の検査は、下肢超音波検査というもので、患者さんは座ったままで行える検査です。

痛みなどもなく、時間もそれほどかからず、下肢静脈瘤のほぼ全ての情報が得られます。

超音波検査なので身体への悪影響はほとんどありません

専門クリニックであればどこでも行っている検査なので、気になる方は是非一度、検査を受けて頂くことをお勧めします!