下肢静脈瘤硬化療法について
2021年8月3日
こんにちは!
院長の平本です!
本日は、下肢静脈瘤の硬化療法というものについてお話してみようかと思います。
硬化療法というのは、血管の中に硬化剤と呼ばれる薬を注入し、その血管を固めてしまう治療法です。
主な適応としては、網目状静脈瘤や蜘蛛の巣状静脈瘤、陰部静脈瘤などになります。
ほとんどの場合が見た目を改善する目的で行われる治療です。
治療法としては、極細の針の付いた注射器で薬を注入していくだけなので、手技的にはそんなに難しくはありません。
注意点としては、比較的再発が多いことと、色素沈着という合併症がある点です。
色素沈着は、治療部位に茶色い痣が残ることで、これが生じた場合は基本的には時間経過を待つしか無く、長い人では1~2年この痣が残ることもあります。
従いまして、一度の治療で広範囲に硬化療法をすることはお勧めできません。
患者さんご自身が最も気になっている部位から、少しずつ施行していくことが良いでしょう。
詳細につきましては、当クリニックホームページにも記載がありますので、ご興味のある方は、是非一度ご覧下さい!